ヒストリー
ただの「おしゃれな部屋」を「おしゃれに撮った写真」なら、いくらでも見れる。
指先からインターネットに一瞬でつながれる今、写真を撮って情報発信することがとても身近になりました。撮る、投稿する、共有するということが、気軽に、簡単にできます。写真はカメラよりケータイで撮る方が多い…そんな時代だからこそ、フォトコンテストという方法を用いることで気軽に参加でき、部屋を「写真」で見せてもらうことで「伝えたいイメージ」をより鮮明に受け取ることができると思います。「みんなと同じ」ではなく、「住む人がそれぞれの空間づくりをする」のが主流の暮らし方になっている現代。多様化している社会の中で、私たちが必要としている「人が生活しているリアルな部屋」を知るためには、こうしたフォトコンテストを開催し、応募していただくのが一番だと思いました。
私たちも不動産会社として「人が生活しているリアルな部屋」を知りたいと思った。
きっかけは、一人の女子大生が勇気を振り絞り、飛込みで株式会社VivitBaseに持ち込んだアイディアでした。若者たちが「自分の部屋に納得していない」という現状を知り、不動産会社として、住居探しだけでなく、その後の暮らしもわくわくできるようなお手伝いはできないかと思ったのが始まりです。私たちの仕事は「何もない部屋」を見ることがほとんどで、実際に人が住み始めてからの部屋を見る機会は非常に少ないのです。女子大生の「他の部屋を見ることで、自分の部屋をポジティブに捉え直す機会になったら」という思いは、VivitBaseの「画一的な住まいばかりではなく、一人一人のライフスタイルにあった住まいを提供したい」という目的と通ずるものがあり、この度共同で主催する運びとなりました。
ポジティブ・スイッチを刺激する写真と出会うことで、今の自分の部屋をより好きになることができたり、やってみたいという前向きな気持ちが芽生え、心が豊かになる。
他人の部屋の写真から「その人の生きている部屋」をのぞき見させてもらうことで、逆に自分の部屋の良いところに気付けることがあると思います。また、ある写真からヒントを得てインスピレーションが沸いてくるなど、これはポジティブ・スイッチを刺激される「体験型のフォトコンテスト」であると確信しています。応募作品を見るだけでなく、展示会を行うことで、そこから生まれる人と人とのコミュニケーションに触れることもポジティブな感情を刺激する要素の一つではないでしょうか。このフォトコンは、ただ写真を集めるだけではなく、企業の力を借りて写真展というかたちで山梨を知ってもらうことができ、地域に貢献することもできます。ポジティブな明るい気持ちの集まる場として、このフォトコンと写真展を成功させたいと思っています。
「人生のベースとなる“部屋”が、自分にとってどんな役割を担うものなのか」を考えるコミュニティを育み、より個性的で心豊かな暮らしを提供するきっかけとなる。
VivitBaseとしては、賃貸をメインに地元山梨で仕事をしていることから、当コンテストの写真から得られるアイディアや刺激を、今後のデザイナーズ・リノベーション・カスタム自由物件など、新しい部屋の提供に役立てていきたいと考えています。当コンテストで山梨に興味を持ってくれた人が引っ越してきた時にも、そのまま「ずっと住み続けたいと思える場所」を提供できる仕事をしていくことが、地元の不動産会社として大切な役目だと思うのです。移住者だけでなく、県内に住んでいる若者からも「住みたいと思われる住まい」の情報を発信していく為にも、当コンテストの応募作品がわくわくの原石となり、さらに「おもしろい部屋」を生み出すきっかけとして大きく展開していくことを期待しています。
ここ山梨で、1人でも多くの方が毎日、笑顔で暮らせることを願って、これからも遊び心を持って、ワクワクする住まいを生み出していきたい。
転居の理由を聞くと、今の住居に不満があり、「より良いところ」へ引越したいという意見が非常に多いことに気付かされます。建物自体の住みやすさ・環境もさることながら「他にはない唯一の部屋」を求める声が増え続けているのです。こうしたニーズに応える為にも、「今のくらし」に敏感であること、若者の意見にアンテナを張り続けていくことはとても重要なことだと思っています。生きる上で基盤となる衣食「住」に関わる賃貸住宅をメインに仕事をしている管理会社だからこそ、社会の在り方と真剣に向き合い、難しいニーズにも応えていける「求められる会社」に成長していきたいと思っています。その為に大切な取り組みの一つとして、女子大生と共に当コンテストを成功させたいと思い、同じビジョンを持つ者同士、全力で当コンテストに取り組んでいます。